着物ができるまで、寸法や加工はどうするの?☆お気に入りの着物を手に入れる方法3
お見立て
「猫柄は珍しく我が家の猫への愛をこめて、こちらにしようかと傾いてます!」とメッセージを下さって、かこさまが選ばれたのは帯揚げもネコでした。
かこさまは着物を自分で着ることができ、着物をよく知っていらっしゃいました。
「着物の出来上がりを想像してワクワクしてます!」
メッセージのやり取りを通して、私もワクワクしていました。
ところで着物のお仕立て前にはお客さまには見えないところで色々なことがあります。
寸法、検品、汚れ止めのパールトーン加工、八掛の色決めなどです。
まずは寸法です。
いつもご自分で着物を着ていらっしゃるKさまなので、着やすい着物の寸法を測っていただくことにしました。
着られる長襦袢に合わないといけません。
測るところと、お聞きした身長から割り出した一般的な寸法を先にお伝えしました。
寸法の測り方についてはこちらも見てください。
着物の寸法の測り方☆着物の仕立てを依頼する時の注意点
それと比べながら確認していただくようにしました。
よく着られるかこさんにはパールトーン加工をお勧めしました。
醤油やコーヒーなど水汚れは濡れたタオルなどで押えれば取れます。
ファンデーション汚れなど油汚れは山本呉服店で作っていただいたものに関しては20年間無料でキレイに落としてもらえます。
最初に一回だけ加工しておけば、安心して着物が着られます。
土砂降りの雨に雨コートも着ずに京都の街を歩いているのは私くらいのものだと問屋さんに笑われています。
これもパールトーンさんのおかげです。
パールトーン加工はこちらもご覧ください。
雨が降っても着物を諦めないで普通に着られます☆パールトーン加工がしてあれば安心です。1
パールトーン加工が他の加工より良い3つの理由☆雨でも予定どおり着物が着られます2
着物の汗取りも洋服のクリーニング代程度でやってもらえます☆パールトーン加工って助かります!
厳密な検品もしてもらえます。その上で、パールトーン加工をかければ安心して着られます。
次は八掛選びです。
八掛は腰から下と袖口に付ける着物の裏です。
裏と言っても、着物の裾と袖口を額縁のように2、3ミリ出します。その他、
歩く度に、上前の裏がひらひら、立っている時は後ろからちゃんと見えるんです。
着物の雰囲気を決める八掛(はっかけ)は非常に重要です。
その決め方は、、、
つづく
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