「・・・、・・・・・」喋っているのに全く音にならない、こんなこと初めてでした。

１１月に風邪を引いた後遺症で声が全く出なくなりました。

一番困ったのは携帯電話がかかってきた時です。

 

私に用があるから鳴っているのに画面を見ても見ているしかないんです。鳴り止むのを待って「電話に出られなくてごめんなさい、声が全く出ないんです。ご用件はなんでしたか？」とその度にメールを打ちました。結局、声が出なくては風邪は治って元気でも使い物になりません。相手の方も「お大事に」と言って終わってしまいます。

 

３日後には祇園で舞妓さんを呼んで花街セミナーです。声が出なければどうにもなりません。

 

お医者さんに行って「風邪は治っても声が出ません。何とかなりませんか」と声にならない空気を絞り出して伝えても「それは自然に出るまで待つしかないですね、一週間で出るようにいなる人もあれば１ヶ月でない人もあります。待つしかないですね」と、どうしようもない返答。

民間療法でもなんでも望みを託して、ドラックへ行って相談してみました。

気の毒がっては下さいましたが「おすすめできるのはこのマスクくらいですね。よく売れてますけど」と15分間蒸気が出る高級マスクを推薦してくださいました。勿論、やれることはやってみるしかないと買いました。

あと２日。

 

困りに困って、どうしようもなくてボイストレーナーをしていらっしゃる友達に相談しました。

さすがに彼女はプロです！

やるべきことと可能性をしっかりと丁寧にメッセージで送ってくださって動画まで付けて教えてくださいました。

 

次の日の朝、わずかですが声が出ました。

教えてもらったようにやっていたら夕方にはかなり声になりました。

そして花街セミナーの当日、かすれた声でしたが支障なく話せたのです。

私は彼女に感謝の気持ちでいっぱいです。友達のありがたさが身にしみました。

 

 

でも、彼女のとってはその情報は商品です。

形はなくても知的財産です。

それをメッセージで教えてというのは本当に虫のいい話です。

今も彼女に申し訳ない気持ちとともに、私は気持ちで快く対処してくださった彼女にどうしたら報いられるのかを考えています。すぐには返せなくてもきっとこの感謝の気持ちをお返ししたいと思っています。

 

 

京都へ来てからは一人起業したのと同じです。お客様作りどころか知り合うところから始めなくてはいけなかったのですから。そんな時手を差し伸べてくださった友達の親切に感謝することばかりです。ありがたくて、ありがたくて、、、

この気持ちは絶対忘れないでしょう。そしてお世話になりっぱなしの私が何でお返しできるのか考える日々です。

今もまだ声がかすれるたびに、そんなことを思うのです。

 

 

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■　１月２５日（土）　

■　祇園、味ふくしま　

■　日程　　11：１５　　南座前集合

　　　　　　11：３０　 「まずは、体験しましょう」

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　　　　      14：００　　祇園散策　舞妓さん御用達店や長く続く名店をご案内します

                  14：３０　　移動

                  15：００　　山兵さろんでセミナー、皆さんで感じたことをシェア

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