インターンシップで中学生の子たちと触れ合えた1日
「こんにちは、お世話になっています」と中学2年生の子達が人懐っこい笑顔でしっかり挨拶してくださって私の方がびっくりしてしまいした。
昨日から二日間に渡って近くの中学からお嬢さんが3人、岐阜の山本呉服店にインターンシップに来てくださいました。定休日でも将来ある中学生の子たちを受け入れたいと言ってくれたスタッフたちに協力したいと思い、京都から帰って2日目だけ私も参加したのでした。
「なんで当店を選んでくれたの?」と聞くと
「きれいなものを売っているところで接客をしてみたかった」二人がそう言われました。
「おばあちゃんが、ここのお店がいいよ」って言ったから(光栄です!うれしかったです!)
「着物は着たことありますか?」と聞くと3人とも「七五三に着物を着て神社へお参りに行きました」って言われました。最近、七五三というと写真館で着せ替え人形のように色々な衣装を着て写真を撮って終わり。お宮さんへお参りに行かないのが普通になってしまっている風潮に幻滅していました。
「この子たちならきっと分かってくださるだろう」と思った私は着物の話だけではなく、日頃から思っている日本の文化に対する考え方を話してみました。
着物という衣服の特徴、洋服との文化の違いを雑学を含めて話した後、日本人の知恵の素晴らしさなどをお話ししました。敗戦後、アメリカを目標に追いかけてきた日本ですが、今こそ長い歴史に裏打ちされた感性豊かな日本文化の素敵さを知って欲しいと思いました。かなり力が入っていたのでちょっと空回りしていたかもしれませんが、彼女たちはきらきらと目を輝かせて真剣に聞いてくださいました。
午後からは「呉服屋さんごっこ」をスタッフが企画していました。
振袖を選びに来店されたお嬢さん、お母さん、店員役になってもらい、振袖選びからコーディネート、オススメの仕方まで体験していただきました。
何回かやっているうちに振袖の選び方、帯の合わせ方、帯締めや帯揚げのコーディネートなども慣れて上手く合わせられるようになりました。やはり女の子です!綺麗な振袖を着られたのはとてもテンションが上がって嬉しそうでした。
途中で来てくださった先生もお母さん役に加わってもらって、彼女たちが先生に着物選びをして着付けして一緒に写真を撮りました。「ここへ来た子たちは幸せね、こんな経験ができたんだから」と先生もまんざらではなかったようです。
終わって、感想を聞きました。
「呉服屋さんってシーンとしていると思って、はじめは緊張したけど明るくて面白い人たちばかりだったので楽しかったです」
「着物が着られたのがいちばん楽しく嬉しかった」
「私たちは楽しかったけど、ほとんどお店の役に立てなかったと思う」
いえいえ、当店のスタッフたちは札の付け替え(消費税が変わったことによる)を手伝ってもらって、とっても助かったと言っていました。
相手のことを思いやるなんて素晴らしいです!
中学生でそんな見方ができるんですね、感動してしまいました。
私たちこそ中学生の子たちとこのように話したり一緒に作業したりして多くの時間を過ごすことができて愉しかったです。
職場体験で私たちが教える立場でしたが、彼女たちに教えられたことは本当にたくさんありました。
今日は本当にありがとうございました!!
ブログの読者登録、こちらからできます。
[最近の記事]
自分では当たり前と思っていることが「自分の本当の価値」☆ジタバタ京都、1年半 8
イベント開催のモチベーションは「お客様の笑顔」☆ジタバタ京都、1年半 7
イベントをやるきっかけとなった出来事、その時考えたこと☆ジタバタ京都、1年半 6
思いは言葉にすることで伝わり、心が通じるんですね☆ジタバタ京都、1年半5
いまの生活シーンで着物が活きる、新たな価値を一つづつ、☆ジタバタ京都、1年半4
京都でレンタル着物が多い、もう一つの理由「つぶさにお客様のお話に耳を傾ける」☆ジタバタ京都、1年半3
友だちに勇気をもらって、、「着物体験」始める☆京都、ジタバタ1年半2
京都に行って考えたこと、まずやり始めたこと☆京都、ジタバタ1年半1
0から1にするには諦めず、可能性を考えて行動するしかない。
山兵、京都さろんで
「着物体験」をしてみませんか。
1 お茶をしながらお話を伺います。 着物ってその方の雰囲気で着るものです。どのような方で生活の中でどのようなシーン(場面)で着られたいのかお話しを伺います。
2 実際にお似合いになりそうなものをご提案します。
3 試着、反物のままであっという間に着物スタイルに変身です。
4 着物の写真を撮ってその場でスマホ等に差し上げます。
着物着装体験と写真撮影して写真プレゼント、サロンでお茶とお菓子付き
¥1,000
「体験プログラムをやってみたい」と思われる方は京都さろんへ来れそうな日を第一、第二希望をメッセージに書いてお申込みフォームを送信してくださいね。
ブログの読者登録、こちらからできます。
この記事へのコメントはありません。