着物の「しつけ糸」と「子育て」の関係
「しつけ糸をつけたまま着ていたの?」
着付け教室を終わった後、畳んでいらっしゃる大島の着物には白い大小しつけがくっきり浮かび上がっていました。
「どれを取ったらいいか分からなくて怖くて、、、」
そこで「取らないといけないしつけ糸」と「取ってはいけないしつけ糸」の見分け方と取り方を説明しました。
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着物のシツケ糸、どれを取ったらいいの?『取るしつけ』『取ってはいけないしつけ』の見分け方!
基本的には表に見えているしつけ糸のうち、大きくざっと縫ってあって取りやすいものを取ればいいのです。糸もぽそぽそで弱いです。
仕立て屋さんによっても違いますが、袖まわり、裾、たまに縦褄(着物の左右の端)や衿周りにしてあるのでチェックしましょう。
ところで「着物の仕付け」と「子供の躾」と大きな関係があるのを知っていましたか?
「躾」は、中国から伝えられた漢字ではなく、日本で考案された漢字「国字」です。「身」と「美」で「身だしなみを美しくする」という意味です。
「仕付け」とは、着物の形が整うよう、仮に縫いつけておくことで「しつけ糸」とは和裁の言葉で、本縫いをする前に仮縫いをする弱い糸のことです。
その縫い方は、あくまで細かすぎず、大雑把で本縫いの邪魔をしないよう、要所要所を止めていきます。
着物が縫いあがると、仕付けの糸は取りはずします。
着るときには仕付けの糸はそこにあってはいけないものになるのです。
子供も小さい時は物事の良し悪しや生活習慣を親がしっかり教えますが、自立できるようになったら外からの強制は外すという意味なのです。
しつけ糸を強い力で引っ張ると切れてしまうのも、子供に対するさじ加減が必要だっという教えと通じているようです。
しつけ糸が残ったままの着物を着ていたら恥ずかしいですよね。
いつまでも親に頼って自立していませんと言っているようなもの?でしょうか。
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